「人と思想」シリーズ

センチュリーブックス

『吉野作造』生誕140年を記念して発刊しました!

196番目のタイトル『吉野作造』が生誕140年を記念して発売されました。

 
今からほぼ一世紀前,第一次世界大戦の時期に,吉野作造は「民本主義」の提唱者として登場した。米騒動や三・一独立運動が起こった時代の潮流をみつめ,精力的に執筆された吉野の諸論説は,時代の「臨床診断」ともいうべき性格をもち,世の注目をあびた。
その診断は,国内の非立憲的な政治制度を果敢に批判し,「デモクラシー」運動に理論的根拠を提供し,また,中国・朝鮮の民族主義的な運動に共感を寄せるものでもあり,いずれも国際主義的・平和主義的な立場からなされ,光彩を放った。
 
吉野は東大を退職し朝日新聞社に入社した一九二四年,「舌禍事件」によって退社を余儀なくされる。自由な言論活動が大きく制約される時代が近づいた。
本書は,吉野と交流のあった人びとをあわせて描き、晩年の明治文化研究まで,吉野の姿を浮き彫りにする。

 

目次

まえがき
Ⅰ 欧州留学時代まで
Ⅱ 政論化吉野の誕生と中国の大変動
Ⅲ 民本主義と中国・朝鮮論の転換
Ⅳ 政治と社会の大変動
Ⅴ 労働問題と平和主義の模索
Ⅵ 迫害と抵抗
Ⅶ 無産政党への関与
Ⅷ 明治文化論と晩年
あとがき
年譜
参考文献
さくいん

今年も京都大学生協ショップルネにて「人と思想」フェア開催中!

ようこそルネへ「知の灯台へ」!
今年も4月~5月末までの期間で、全点露出拡大しております。
期間は後少しですが、お近くの方はお立ち寄りくださいませ。

[開催店舗]
京都大学生活協同組合
ショップルネ書籍コーナー
〒606-8301 京都市左京区吉田泉殿町京大西部会館

 

『魯迅』が発売されました!

歴史上の偉人をさまざまな視点から紐解く「人と思想シリーズ」
195番目のタイトル『魯迅』が発売されました。

中国近代文学の父といわれる魯迅は,日本でいえば夏目漱石にあたる。社会主義国家をめざした中国では,毛沢東によって魯迅は革命文学者として神棚に祀り上げられる存在となった。その傾向は日本の魯迅研究者のなかにもあり,マルクス主義の文学的旗手として魯迅を評価するむきもあった。

本来の魯迅は,そんな物差しではかれるような文学的存在ではなかった。当時の中国人に内在していた阿Q的な精神構造から目をそらすことはなかった魯迅は,いっぽうでは古典文学の研究者として『中国小説史略』を著し,さらには魏晋時代の文人たちの言動をとおして,彼が当面していた1920年代の政治的思想的状況を風刺し,批判していた。晩年には,ドイツの版画家ケーテ・コルヴィッツの作品に刺激をうけた魯迅は,上海において社会的関心の強い近代的な版画作家たちの育成につとめた。

こうした複雑で多面的な文学者魯迅の実像をできるだけ伝えようとしたのが本書のねらいである。

 

目次

まえがき
第一章 魯迅―作家までの道のり
第二章 日記のなかの魯迅―映し出された作家人生
第三章 現実に向き合う古典文学者魯迅
第四章 語られ始めた魯迅、語り継がれてきた魯迅
あとがき
魯迅年譜
参考文献
索引

「人と思想」
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